太一×ケンタロウ 男子ごはんの本
M.co. | 2009/04/01
みんなの感想
テレビで見かけることはあっても、料理番組をきちんと追いかけることはなかったのだが、この本をきっかけに「男子ごはん」の魅力を理解できた。国分太一とケンタロウのコンビネーションが本当にいい。二人の自然な掛け合いから漂う空気感が、そのままページに映り込んでいるような感覚だ。 実用面では、初心者向けのレシピが充実していて、材料も入手しやすく、手順も明確。フリーランス生活で自炊の頻度が増えた身としては、こうしたシンプルで素直なアプローチは非常にありがたい。複雑な技法や難解な食材への執着がなく、日常の食事を豊かにすることに徹している点に好感が持てる。 対談やトーク集も面白く、二人の人生観や食に対する向き合い方を知ることで、単なるレシピ集以上の価値が生まれている。娯楽性と実用性のバランスが絶妙で、手元に置いておく価値は十分にある。若い世代向けという印象を受けるかもしれないが、年輩の読者にとっても、新しい視点から日常の食卓を見直すきっかけになるだろう。
テレビで見かけるあの番組の書籍化ということで、つい手に取ってしまいました。国分太一さんとケンタロウさんの楽しそうな雰囲気は相変わらず素敵なのですが、本として読むとちょっと物足りなく感じてしまったのが正直なところです。 レシピ自体は初心者向けでわかりやすいのは良いのですが、正直なところボリュームの割に新鮮味がありません。番組を見ている人なら既に知っている内容がかなり多くて、「この本だからこそ」という特別感があまりないんですよね。トークのセクションも、テレビで何度も聞いた話が多く、新しい魅力を発見するのは難しかったです。 仕事で疲れているときは、手軽に料理ができるレシピ本を求めているので、もう少し実用的な工夫や、本独自の企画があればよかったなと思います。テレビの延長線上として読むなら楽しいかもしれませんが、あえて本で買う価値があるかと言われると、微妙なところです。気軽に読める一冊ではありますが、期待値とのギャップが少し残りました。