月曜日の抹茶カフェ

月曜日の抹茶カフェ

青山 美智子

出版社:宝島社 出版年月日:2023/06/06

宝島社 | 2023/06/06

4.25
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

月曜日の抹茶カフェは、仕事で疲れた心がふっと軽くなるような一冊でした。青山美智子さんのシリーズ作品ということで手に取ったのですが、期待以上の温かさに包まれながら読み進めることができました。 東京と京都を舞台に、月曜日だけ営業する抹茶カフェを訪れるいろいろな人たちの物語。携帯ショップの店員さんから京都の老舗女将さんまで、誰もが何らかの悩みを抱えているんですね。でも、その悩みが特別な解決策で消えるわけではなく、誰かの何気ない言葉や出会いで、じわじわと前を向いていく。そこが素敵だなって感じました。 公務員をしていると、毎日が結構ルーティンで、ついつい気持ちがすさみがちなんです。そういう時期こそ、こういう優しい話を読むと心が落ち着く。一杯の抹茶の時間がこんなに大切なんだなって気づかされます。シリーズおなじみのメンバーも登場するので、前作を読んだ方はもちろん、初めての方でも十分に楽しめると思いますよ。

感想

青山美智子さんのシリーズ続編ということで、期待を持って読み始めたんですが、期待通り素敵でした。 月曜日だけ営業する抹茶カフェを舞台に、様々な人生の悩みを抱えた人たちが登場するんです。携帯ショップの店員さんから京都の老舗女将さんまで、登場人物たちのストーリーがそれぞれ丁寧に描かれていて、読んでいて「あ、このキャラクター分かるな」って共感することばかり。自営業をしている身としても、時代に取り残されていく不安感みたいなものにはグッときました。 何が良いかって、誰かの何気ない言葉が誰かの背中を押しているっていう、その繋がりの描き方が本当に素敵なんです。東京と京都が舞台になっているのも、ストーリーに奥行きが出ているしね。 気軽に読める文庫本ながらも心がじんわり温かくなる。仕事で疲れた月曜日の夜に読むのに最適な一冊です。シリーズを読んでなくても楽しめると思いますが、既読なら絶対シリーズ通して読むことをお勧めします。