効率が10倍アップする新・知的生産術
ダイヤモンド社 | 2007/12/01
みんなの感想
知的生産の効率化について、実務的なアプローチを期待して手に取りました。本書は情報整理やタスク管理の基本的なテクニックを網羅しており、特にデジタルツール活用の具体例は参考になります。 ただし、エンジニアとしての観点から見ると、内容が一般的な枠組みに留まっているのが惜しい。データベース設計やAPI設計のような、より深い思考体系への応用例があれば、もっと説得力があったはずです。また、認知負荷の低減という観点は優れていますが、創造的な思考プロセスとの関係性がやや曖昧に感じられました。 新書や人文書を多く読む身としては、理論的な背景説明がもう一段階掘り下げられていると、より納得度が高まったでしょう。実装レベルでは使える知見もありますが、革新的な内容とは言えません。時間効率を求める忙しいビジネスパーソンには有用でしょうが、既に同領域の書籍をいくつか読んでいれば、確認程度に留まるかもしれません。
仕事の効率化について気になっていたので手に取ってみました。エンジニアとしては、システマティックなアプローチで生産性を上げようという考え方には共感できます。 本書で提案されている知的生産のフレームワークは確かに理にかなっていますし、実装できそうなテクニックもいくつか載っています。ただ、正直なところ、目新しい内容という感じではないんですよね。時間管理やタスク分解といった基本的な概念は、エンジニアなら開発プロセスを通じてすでに習得していることばかり。 本書が想定している読者層がビジネスパーソン全般なのだと思いますが、技術職向けにもう少し深掘りした内容があるといいなと感じました。実践的な例も、もっと多様な職種に対応した方が活用しやすいと思います。 悪い本ではないですが、自分のニーズとのマッチ度がいまひとつでした。気軽な読み物として読むなら悪くないです。