あおいよるのゆめ

あおいよるのゆめ

ガブリエーレ・クリーマ / さとうななこ

出版社:ワールドライブラリー 出版年月日:2015/03/01

ワールドライブラリー | 2015/03/01

5.00
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

最近話題になっているこの作品、手に取ってみて正解だった。『あおいよるのゆめ』は、静寂に満ちた世界観と、そこに浮かぶ人間の営みを丁寧に描いた秀作だ。 読み始めると、まるで自分も登場人物たちの青い夜の中に引き込まれていくような感覚に陥る。小説とエッセイの境界線上を行き来するようなテクスチャーが心地よく、夜中に一気読みしてしまった。著者の視点の細やかさには、思わず唸ってしまう箇所も多い。 58年生きてきた中で、こういう「人間らしさ」や「心の奥底」に正直に向き合う作品に出会うことは貴重だ。仕事で疲れた頭をリセットさせてくれる、しかも知的な充足感も与えてくれる―そういう本は滅多にない。ワールドライブラリーからの出版というのも納得できる。 時間を忘れて読ませる力、そして読み終わった後に長く余韻が残る。これこそが本当の良書だと改めて感じさせてくれた一冊である。

感想

話題になっていたので手に取ってみました。こんなに素敵な本だとは思いませんでした。 世界中の子どもたちのための絵本というコンセプトなのですが、大人が読んでもほっこり温かい気持ちになれます。シンプルだけど心に響く物語の展開、そして何より絵の美しさに引き込まれてしまいました。寝る前に子どもに読み聞かせながら、自分も同じように癒されている自分に気づきます。 最近、育児や家事で心がざわざわしていたんですが、この本を読んでいると時間が止まったような感覚になるんです。夜寝る前にゆっくり開くと、本当に心が落ち着きます。夫にも勧めたら、彼も「深い」と言ってました。 子どもだけじゃなく、大人にも必要な物語だなって感じました。何度も読み返したくなる、そういう本って本当に貴重だと思います。今、友人たちにも紹介しまくっています。疲れた心に優しく寄り添ってくれる一冊。本当におすすめです。